幼稚園の先生へ、我が子の成長に関する感謝の気持ちを日頃からメッセージで伝える保護者の方は多いと思います。
幼稚園の先生だからこそ変わることが出来た成長は、保護者にとっても嬉しいものです。
我が子の接し方に難しさがあったにも関わらず、沢山の子供たちをみながら気に掛け成長させてくれた事への尊敬と感謝を伝えてみてはいかがですか。
苦手な方でも一筆箋もあるので、短くても気持ちのこもった一文で伝えるのもいいですね。
手紙としてかたちにすることで、受け取った側はゆっくり園児のことをイメージできます。
保護者の気持ちをしっかりと読み取ることが出来る素敵なコミュニケーションツールになります。
手紙に綴りたい保護者の気持ちをまとめ、手紙を書くのが苦手な方も参考にしていただきたいお礼の文例を紹介したいと思います。参考になると嬉しいです。
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幼稚園の先生にお礼のメッセージを手紙で伝えたい!!卒園のときに使える文例

個人的にお礼を伝えたいと強く思う保護者には、子育ての苦労を特に感じた経験を持つ方が多いと思います。
例えば、体調を崩しやすい子や周りとコミュニケーションが上手くとれない子など、様々な悩みをもたれる保護者がいらっしゃいます。
このような問題は、決して保護者や子供が悪いのではないことは、現在の社会の中でも多くの人たちが知ってくれていることです。
だからこそ、加配というシステムを設け、幼稚園生活だけでなく保育所でも同様なシステムを設け、子供たちが過ごしやすく楽しい場所として環境をつくってくれています。
他にもその子の特技を伸ばしてくれたことや、不得意なことの克服、その子の個性を知り才能を見つけてくれたなど保護者の感動と感謝は様々です。
こういった感謝の内容は、その都度手紙でお伝えしたいですよね。
卒園時には都度伝えた感謝の内容の総まとめとして、幼稚園から、そして先生から離れ親子で試練を乗り越えていくことを宣言したり、これからも先生の教えを道しるべにして行くことを伝えたいですね。
手紙文を整えるための4つの構成
手紙の構成は手紙文を整えるために4つの構成を意識してみましょう。
また、拝啓・季節の挨拶から始まりかしこで終わらせることで、手紙文が締まります。
1 | 前文 | 拝啓(頭語) 時候の挨拶 |
2 | 主文 | お礼のメッセージ |
3 | 末文 | 敬具(結語) 結びの挨拶 |
4 | 後付 | 日付 署名 宛名 |
起語を用いて本題へと展開していきましょう!「さて、」「ところで、」
本題への入り方は「さて、」「ところで、」の起語を用いて伝えてみましょう。
ここでは卒園時に使える、本文となる幼稚園の先生への感謝のメッセージの文例を紹介いたします。
例1 | 息子は○○先生と出会い、この3年間で親の想像を超える程の成長をしてくれました。 卒園を迎えた我が子をたくましく、そして誇らしく感じています。 息子は幼稚園生活のなかで、大人の手助けなしでもひとりで出来ることへの喜びをたくさん知りました。 のんびりな性格だった息子が、自ら気づき、ここまで積極的に片付けやお手伝いをしてくれるようになり驚きの毎日 でした。 ここまで成長させてくださった先生には大変感謝しております。 小学校に入学してからも、息子の好奇心を大切にし、幼稚園で学んだように、楽しく自信をもってたくさんのことに チャレンジしてもらいたいと思います。 |
例2 | 娘が大きく成長を遂げるきっかけとなった発表会では、○○先生には大変お世話になったことを覚えております。 そこからの娘は自分に自信をもち、嬉しそうにピアノの練習を重ねる日々です。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 人前でピアノをひくことへの恥ずかしさや失敗の怖さを、先生の励ましで克服することができました。 毎日優しく接してくれる先生に会いたくて通っていた娘も、とうとう卒園です。 自信をいただいたピアノはこれからも続けていくそうですので、私たちは娘の気持ちを大切に見守っていきたい と思います。 |
我が子の著しい成長は素直に嬉しいものです。
そんな気持ちをただただ綴った内容ですが、ここには先生への尊敬と感謝の気持ちがあります。
例2のように印象的な出来事を具体的にあげて書くことも良いと思います。
そして、我が子が幼稚園での楽しく学んだ経験を活かしていけるよう、いつでも自信に満ち溢れ輝く自分でいられるよう、見守っていくことを伝えてあげてください。
子供一人ひとりの成長を見守る幼稚園の先生の思いやりへ感謝
幼稚園は心身の成長の為、学年ごとに成長段階を考慮したカリキュラムが組まれています。
幼稚園によっては様々な手法を駆使した教え方で、大人も驚くようなことをやりこなしてしまうほどの成長を見せてくれます。
幼稚園児は生まれ月によって、まだまだ成長の差が大きく違う子供たちがひとつのクラスに集まっています。
この時期は体力や能力にも差が出るものです。
幼稚園の先生はそんな個性たっぷりの子供たちをひとつにまとめ、同じように成長させてくれるのですから、さすがプロですよね。
成長した我が子の成長の喜びや、尊敬と感謝の気持ちを手紙に綴り伝えたいですね。
先生へのお礼を伝えるメッセージのポイントは、やはりストレートに感謝を言葉にすることだと思います。
卒園のときお礼の手紙の他にプレゼントを個人で贈りたい場合

基本的に国公立の幼稚園の先生は感謝の気持ちであれ、物を受け取ることは禁止されています。
また、国公立以外でも今の幼稚園は基本的に物を受け取ることを禁止しているところは多いと思います。
地域の習慣など、地域柄にもよるとは思いますが、サラッと受け取ってくれることもありますけれど、プレゼントの内容にもよるのかと思います。
例えば、保護者の家でとれた豊作の野菜や果物を、日頃の感謝の気持ちで渡しても快く「ありがとう」と受け取ってくれるケースもありますね。
私の実家のある田舎の方では、そんなほのぼのした話をききます。
大げさにしないことで、受け取ってもらえることもあると思います。
また、個人的になり過ぎない物もおすすめです。
そんな大げさにならない贈り物として、花のプレゼントはいかがでしょうか。
小さな花の鉢植えやこじんまりした花束や一輪花束もおすすめです。
職員室や玄関口に飾ってもかわいいですね。
個人的になり過ぎない物としては、学年の先生方で分けられるような小さなお菓子などもおすすめです。
感謝の気持ちは手紙で十分にお伝え出来るので、贈り物は手紙に添えるかたちで贈ることができたらよいですね。
幼稚園の先生へ普段から使えるお礼の言葉やメッセージ文例!!

幼稚園では、先生へ子供の様子や保護者からの感謝の気持ちを、タイムリーに直接伝えることが出来る連絡ノートがあります。
また、送迎時の引き渡しの際に先生と一日の様子を報告されるタイミングのある幼稚園もあると思います。
そんな時に使えるお礼の言葉やメッセージの文例を紹介します。
一筆箋にも使える文例ですので、ぜひ素敵なメッセージを綴り気持ちを伝えてみてください。
普段から贈るお礼のメッセージは、その都度伝えるわけですが、手紙というかたちにすることもあると思います。
その際は、文面の構成などにはそこまで気にすることせず、自分の気持ちを率直にお伝えするだけで十分です。
もし、きちんとしたかたちで手紙を書きたい時は前述でお伝えした手紙文を整えるための4つの構成をぜひ意識してください。
例1 | 日頃より娘が大変お世話になり、感謝しております。 幼稚園での習慣が家でも出るようになり、今では遊んだおもちゃもすっかり片付けることが出来るように なりました。 大人の言うことも聞こうとせず、遊びたい気持ちばかりを優先していた娘でしたが、こんなにも早くに 成長できたことは、先生の教えのおかげです。 これからも色々と相談させていただきたいと思います。 お忙しいかと思いますが、どうかよろしくお願い致します。 |
例2 | いつもお世話になり、ありがとうございます。 昨日の夕飯時に息子が積極的にお手伝いをしてくれました。 「ぼくはできるよ」と何度も言っては、一生懸命にお手伝いをしてくれました。 そんな息子の姿が誇らしく、たくさん褒めてあげました。 知らない間にここまで幼稚園で沢山のことを学んでいたのだと実感できました。 先生には感謝の気持ちでいっぱいです。 これからもどうぞよろしくお願い致します。 |
ここではまず、日頃からの親しみもあるので簡単な挨拶から入るかたちでよいと思います。
そして、我が子の成長した様子を具体的に伝え、先生がしてくれたことへの感謝の気持ちを伝えます。
最後は、これからも先生を信頼し頼っていきたいことを伝え、我が子の成長のために前向きの姿勢をみせることで、先生からご指導ご鞭撻を頂きたいことを知っていただけるよう伝えましょう。
もちろんきちんとかたちにしたい方は、手紙文を整えるための4つの構成の形式で手紙を綴ってもよいですね。
お受験を意識したカリキュラムを設けている園ではより丁寧な形式の方が好まれるので、通う幼稚園の雰囲気も考慮して書くとよさそうです。
意識することで、手紙を書くことへの知識や美しい文章力も身につくなど、自分のスキルアップにもつながりますね。
まとめ

- 保育園の先生へ我が子の成長へ関わってくれたことへの尊敬と感謝を伝えて
- 卒園時に伝えたいお礼のメッセージはストレートに気持ちを伝えたい
- 個人的な贈り物は大げさにせず、気持ちを手紙で伝えたい
- 普段からタイムリーに気持ちを伝えるお礼の言葉やメッセージ
先生を労う気持ちと我が子の成長のサポートと幼稚園生活を見守っていただいた感謝の気持ちを伝えることが一番です。
危険から守ってくれ、卒園までケガもなく健康に過ごせたことも含め先生への労いは感謝同様に伝えたいものです。
ぜひ日頃から一筆のメッセージでお伝えしてみてはいかがでしょうか。